平均年収と加入期間から、老齢基礎年金と老齢厚生年金の見込み月額を概算します。2026年度の満額(年額847,300円)を使用します。
日本の公的年金制度は2階建て構造になっています。1階部分が国民年金(基礎年金)で、20歳以上60歳未満の全ての人が加入し、保険料は月額16,980円(2024年度)で定額です。2階部分が厚生年金で、会社員・公務員が国民年金に上乗せして加入し、保険料は報酬比例(18.3%・労使折半)です。
老齢年金の受給開始は原則65歳ですが、60〜75歳の間で繰り上げ・繰り下げを選択できます。繰り下げすると1か月あたり0.7%増額(75歳まで繰り下げると最大84%増)されるため、長生きすれば総受給額が大きくなります。一方、繰り上げは1か月あたり0.4%減額されます。
将来の年金額は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認できます。年金だけでは老後資金が不足する可能性があるため、iDeCo(個人型確定拠出年金)や新NISAなどを活用した自助努力が重要です。また配偶者の年金(第3号被保険者制度)や遺族年金・障害年金も知っておくと安心です。